6月といえば、梅雨。スーパーでも、青梅を見かける季節となりました。
我が家では、毎年欠かさず、梅シロップを作ります。
子供達も、梅ジュースが大好き!
水で割ってよし、炭酸水で割ってよし。牛乳で割って、飲むヨーグルト風にすることも。
かき氷にかけても最高です。
大人なら、ホワイトリカーで割って、梅酒風に楽しむことができます。
実は、作り方はとっても簡単!
材料は「青梅・氷砂糖・酢」のたった3つ。
漬けてから2〜3週間で飲み頃になります。
では作り方です。
材料
・青梅 … 1kg
・氷砂糖 … 1kg
・酢 … 100cc



【必要な道具】
・ガラス瓶 3l(3リットル瓶)(取っ手付き)
・ホワイトリカー(アルコール35度)(瓶の消毒用)
・キッチンペーパー



作り方
1.青梅は洗って、たっぷりの水に3時間浸します。
(アクを抜くため)

2.水をよく切ります。
3.キッチンペーパーで、水気を拭き取ります。その際、ヘタを竹串で取り除きます。

取れない時は、無理矢理取らなくても大丈夫。

このようにヘタがポロッと取れます。ヘタを取らないと、梅シロップの中にプカプカと浮いてしまい、後で取り除くのが大変です。

また、ヘタを取る際に、傷んでいる梅があるかどうかをチェック。傷んでいる部分は包丁で切り落とします。

傷んだ部分をカットしておかないと、腐敗する原因になります。
4.青梅をジプロックい入れ、1晩(約半日)冷凍します。
冷凍すると、解凍された際に水分が出やすくなるため、失敗が少ないです。


5.梅シロップを作り始める直前に、ガラス瓶やパッキン等を、パストリーゼやホワイトリカーで消毒します。

パストリーゼは、食品に使えるアルコール77%の殺菌力の強い液体です。
私は、直接瓶やフタ、パッキンなどに噴射し、同様にパストリーゼを噴射した菜箸を使って、キッチンペーパーで広げるようにして、満遍なく消毒します。

パストリーゼは、スプレータイプも販売されていますが、私は、青い容器があまり好みでなく…。
無印良品のポリエチレンの容器に詰め替えて使用しています。
(パストリーゼは、メーカー純正のスプレー容器に詰め替えることを推奨としているので、あくまでも自己責任で…)
パストリーゼもホワイトリカーも、速乾性が強いので、すぐにガラス瓶を組み立てられます。
6.ガラス瓶に、氷砂糖の約1/3を入れます。

7.青梅(冷凍の状態)の約1/3を入れます。

8.6と7の作業を繰り返します。

9.酢を注ぎます。
酢は、雑菌が入るのを防ぐ働きがあり、呼び水にもなるため、早く氷砂糖が溶けやすい効果も!

10.フタをします。



結露してくるので、ガラス瓶の下にはタオルとお皿を敷いておきましょう。
11.3時間ぐらいすると、青梅が解凍され、水分が出てきます。
ガラス瓶を斜めにしながら、軽く揺すります。
この時に、ガラス瓶を逆さにしてしまうと、漏れてしまうので、あくまでも斜め程度に!

漬けた日は、時間を空けて、3回ほど揺すりましょう。
12.漬けてから3日間は、1日1回は揺すり、青梅が液体に一度は触れるようにしましょう。
それがカビないコツです!

3日後。だいぶ氷砂糖も溶けてきました。
あとは2〜3週間待つだけです。

3週間後、出来上がりました!
昨年の梅シロップ

これが1年経った梅シロップ。琥珀色になっています。

これが、1年経った梅。エキスが出て、シワシワになっています。
青梅を漬けて、1か月経った頃、梅だけ別に取り分けた方が、梅シロップに渋みが出ません。
また、漬けた梅に砂糖を加えて、梅ジャムにすることもできます。
我が家は、取り出し忘れて、そのままにすることも、しばしば。その時は、もう梅ジャムにするほどではないため、冷蔵庫に保存し、そのまま梅をかじることも(子供達が、甘い梅をかじることが好きです)。
飲み方
水割り


コップに梅シロップを1.5cm程注ぎ、水を注いで氷を入れます。

炭酸水割り
水割りと同様に、梅シロップを入れて、よく冷やした炭酸水を注いで、氷を入れます。


牛乳割り
水割りと同様に、梅シロップを入れて、牛乳を注ぎます。


ドリンクヨーグルトのように固まるので、よくスプーンでかき混ぜてください。
甘酸っぱくて、美味しいです。

失敗しないコツ(私が何度も作って学んだこと)
①青梅は、冷凍する!
(冷凍しない方が美味しいですが、青梅から水分が出ずらく、カビやすいです。
カビるリスクを考えると、断然冷凍した方が簡単ですし、楽です。)
②青梅を、冷凍するのは1か月まで!
(冷凍しすぎると、冷凍庫の匂いが移り、風味が落ちます。)
③氷砂糖を使用する!
(氷砂糖が、一番スッキリとして美味しい。白砂糖でもできますが、氷砂糖のようにスッキリとはしません。しかし溶けるのは白砂糖の方が早いです。)
④きび糖は使用しない!
(体に良いからと、きび糖(茶色い砂糖)を使用したが、発酵してしまいました。きび糖は氷砂糖や白砂糖よりも、発酵しやすいとのことです。)
⑤黄色い梅は使用せず、青梅を使用する!
(黄色く熟した梅を使用したところ、発酵して泡が出てしまいました。)
⑥ガラス瓶等は、きちんと消毒する!
(消毒せずに漬けた時は、瓶の縁にカビが生えました。
まとめ
簡単に作れる梅シロップは、常温で1年ほど保存できます。
梅酒を作ってしまうと、子供が飲めず、何年も余ってしまうこともありました。
梅シロップなら、子供も飲めますし、夏の暑い日に飲んで、夏バテ予防にも!
スーパーで、青梅が手に入らなくても、メルカリなどのフリマサイトや産直サイトで手に入ります。
今年は、ぜひ、梅シロップ作りにチャレンジしてみてくださいね。