6月といえば、梅雨。
スーパーで、青梅を見かける季節となりました。
「青梅を使って、梅シロップ(梅ジュース)を作ってみたいけれど、なんだか難しそう」と思っていませんか?
実は、作り方はとっても簡単!
材料は「青梅・氷砂糖・酢」のたった3つ。
そして、漬けてから2週間で飲み頃に。
我が家でも、毎年欠かさず、もう15年以上、梅シロップを作っています。
でも、最初の頃は、コツわからず、上手くいかなかったことも…。
その失敗を活かして、失敗しない「梅シロップ(梅ジュース)」の作り方を公開します!
水で割ってよし、炭酸水で割ってよし。牛乳で割って、飲むヨーグルト風にすることも。
かき氷にかけても最高です。
大人なら、ホワイトリカーで割って、梅酒風に楽しむことができます。
梅シロップ(梅ジュース)の作り方
材料
- 青梅 … 1kg
- 氷砂糖 … 1kg
- 酢 … 100cc



【必要な道具】
- ガラス瓶 3l(3リットル瓶)(取っ手付き)
- ホワイトリカー(アルコール35度)(瓶の消毒用)
- キッチンペーパー



作り方
青梅は洗って、たっぷりの水に3時間浸します(アクを抜くため)

水をよく切ります。
キッチンペーパーで、水気を拭き取ります。その際、ヘタを竹串で取り除きます。

取れない時は、無理矢理取らなくても大丈夫。

このようにヘタがポロッと取れます。
ヘタを取らないと、梅シロップの中にプカプカと浮いてしまい、後で取り除くのが大変です。

また、ヘタを取る際に、傷んでいる梅があるかどうかをチェック。
傷んでいる部分は包丁で切り落とします。

傷んだ部分をカットしておかないと、腐敗する原因になります。
青梅をジプロックに入れ、1晩(約半日)冷凍します。(冷凍すると、解凍された際に水分が出やすくなるため、失敗が少ないです。)


梅シロップを作り始める直前に、「ガラス瓶・パッキン等」を「パストリーゼ・ホワイトリカー」で消毒します。

パストリーゼは、食品に使えるアルコール77%の殺菌力の強い液体です。
私は、直接瓶やフタ、パッキンなどに噴射します。
同様にパストリーゼを噴射した菜箸を使って、キッチンペーパーで広げるようにして、満遍なく消毒します。

パストリーゼは、スプレータイプも販売されていますが、私は、青い容器があまり好みでなく…。
無印良品のポリエチレンの容器に詰め替えて使用しています。
(パストリーゼは、メーカー純正のスプレー容器に詰め替えることを推奨としているので、あくまでも自己責任で…)
パストリーゼもホワイトリカーも、速乾性が強いので、すぐにガラス瓶を組み立てられます。
ガラス瓶に、氷砂糖の約1/3を入れます。

青梅(冷凍の状態)の約1/3を入れます。

氷砂糖、青梅の順に入れることを2回繰り返します。

最後に、酢を注ぎます。
酢は、雑菌が入るのを防ぐ働きがあり、呼び水にもなるため、早く氷砂糖が溶けやすい効果あり!

パーツを組み立てて、フタをします。(指をパストリーゼで消毒するのをお忘れなく!)



結露してくるので、ガラス瓶の下にはタオルとお皿を敷いておきましょう。
3時間ぐらいすると、青梅が解凍され、水分が出てきます。
ガラス瓶を斜めにしながら、軽く揺すります。
この時に、ガラス瓶を逆さにしてしまうと、漏れてしまうので、あくまでも斜め程度に!

漬けた日は、時間を空けて、3回ほど揺すりましょう。
漬けてから3日間は、1日1回は揺すり、青梅が液体に一度は触れるようにしましょう。(カビないコツ!)

3日後。だいぶ氷砂糖も溶けてきました。
あとは2週間待つだけです。

2週間後、出来上がりました!
梅シロップ(梅ジュース)の楽しみ方

これは、1年経った梅シロップ。琥珀色になっています。
梅シロップは作って2週間後はスッキリとした味わい。
1年経つとまろやかな味わいになります。
飲み方
水割り


コップに梅シロップを1.5cm程注ぎ、水を注いで氷を入れます。

夏の暑さを忘れてくれる美味しさです!
炭酸水割り
水割りと同様に、梅シロップを入れて、よく冷やした炭酸水を注いで、氷を入れます。


シュワシュワとして、これも夏の暑さを忘れてくれます。
牛乳割り
水割りと同様に、梅シロップを入れて、牛乳を注ぎます。


ドリンクヨーグルトのように固まるので、よくスプーンでかき混ぜてください。
甘酸っぱくて、美味しいです。

梅酒風
水割りと同様に、梅シロップを入れます。
消毒でも使用した、ホワイトリカーを注ぎ、氷を入れます。(濃さは水で調節して下さい)

かき氷のシロップ
かき氷の上にかけて、食べても美味しいです。
市販のものと比べて、着色料や添加物も入っていないので、子供達にも安心して食べてもらえます。
梅の食べ方

梅だけを取り出して冷蔵庫で保存したもの。
エキスが出て、シワシワになっています。
青梅を漬けて、1か月経った頃、梅だけ別に取り分けた方が、梅シロップに渋みが出ません。
また、漬けた梅に砂糖を加えて、梅ジャムにすることもできます。
我が家は、取り出し忘れて、そのままにすることも、しばしば。
その時は、シワシワになってしまい、梅ジャムにするほどではないので、冷蔵庫で保存し、そのまま梅をかじって味わっています。
梅シロップ(梅ジュース) 失敗しないコツ(私が何度も作って学んだこと)
1.青梅は、冷凍する!
・冷凍しない方が美味しいですが、青梅から水分が出ずらく、カビやすいです。
・カビるリスクを考えると、断然冷凍した方が簡単ですし、楽です。
2.青梅を、冷凍するのは1か月まで!
・冷凍しすぎると、冷凍庫の匂いが移り、風味が落ちます。
3.氷砂糖を使用する!
・氷砂糖が、一番スッキリとして美味しいです。
・白砂糖でもできますが、氷砂糖のようにスッキリとはしません。
・溶けるのは白砂糖の方が早いです。
4.きび糖は使用しない!
・体に良いため、きび糖(茶色い砂糖)を使用しましたが、発酵して、泡が出てしまいました。
・きび糖は氷砂糖や白砂糖よりも、発酵しやすいため、氷砂糖が一番オススメです。
5.黄色い梅は使用せず、青梅を使用する!
・黄色く熟した梅を使用したところ、発酵して、泡が出てしまいました。
6.ガラス瓶等は、きちんと消毒する!
・消毒せずに漬けた時は、瓶の縁にカビが生えました。
まとめ
簡単に作れる梅シロップは、常温で1年ほど保存できます。
ガラス瓶に入れて保存すれば、オシャレなインテリア小物としても楽しめます。
梅シロップなら、子供も飲めますし、夏の暑い日に飲んで、夏バテ予防にも!
手作りの梅酒は美味しいですが、子供が飲めず、何年も余ってしまうこともありました。
よって、梅シロップは子供でも大人でも、老若男女楽しめます。
スーパーで、青梅が手に入らなくても、メルカリなどのフリマサイトや産直サイトで手に入ります。
ぜひ、みなさんも、梅シロップ作りにチャレンジしてみてくださいね!
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